医院名 |
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岩本医院 |
院長 |
岩本 康人 |
住所 |
〒306-0515 茨城県坂東市沓掛850 |
診療科目 |
内科・外科・循環器内科・消化器内科・小児科・呼吸内科 |
電話番号 |
0297-44-2033 |
傷を早く、痛みなく、きれいに治したくありませんか?
それを可能にしてくれるのが、浸潤療法です!!
それでいていままでの消毒・ガーゼによる治療より早くきれいになおります。詳しく湿潤療法についてお話していきます。すり傷やヤケドでは失われた皮膚の表面に新たな皮膚が出来てくることで傷が治ります。
皮膚が再生してくる途中で消毒をすると再生してくる細胞を殺してしまう事になります。消毒すると痛いと思いますがそれは消毒が皮膚をいためているからなのです。だから消毒をしない湿潤療法は痛くないのです。
では傷を消毒しないでばい菌は大丈夫なのでしょうか?
確かに消毒すると殺菌されますが、その効果は一時的です。菌がいても感染のサイン(傷の周りが赤くはれたり、熱をもったり、臭い膿(うみ)が出る)なければ心配ありません。皮膚の下に膿がたまった場合はやむを得ず、傷を切開して膿を出さなければなりませんが、そうでない感染サインが出たら抗生剤の内服をした方が効果的です。
また、傷が治っていく途中で、傷から透明または透明で黄色な液体がでてきます。この液体は膿(うみ)ではありません。この液体は滲出液(しんしゅつえき)と呼びます。滲出液は新しくできてくる細胞を育てるのに必要な液体でいわゆる培養液です。傷にガーゼを当ててしまうと皮膚の細胞の再生に必要な滲出液をどんどん吸い取って、皮膚の再生細胞をひからびさせてしまい、傷の治りを遅くしてしまうのです。また、ガーゼを張っておくとガーゼを張り替えるときにせっかくできかけた細胞をビリビリとまた傷からはがしてしまう事になってしまうのです。しかも痛みと共に・・・。
ですから、傷は、消毒せず、ガーゼで乾かさないように治すのがベストなのです。痛みに敏感なお子さんも大喜びですよ。湿潤療法は一般的な傷以外にも、熱傷(ヤケド)、褥瘡(とこずれ)にも効果を発揮します。
また、この治療は私が発明したわけではなく、創傷治療の第一人者である夏井睦先生が提唱なさっている方法で、先生のホームページに豊富な症例が見られます。
床ずれに関しては湿潤療法のひとつラップ療法の提唱者:鳥谷部俊一先生の治療を取り入れて治療し効果を上げています。
当院では、浸潤療法のためのたくさんの治療材料を取りそろえて皆さんの傷が痛くなく、なるべく早く、傷が残りにくく治せるように日々努力しています。傷、ヤケド、床ずれを生じた際は是非当院にご相談ください。